20代前半からこの仕事をやっています。同年代、時には年上の人の前で講義をすることもありました(25歳のときには、高校時代の友人が受講生にいたことも…彼の方が成績良かったのに)
収録講義を担当し始めた頃などは、周りの評価が気になり、精一杯の背伸びをしながら授業をしていたことを思い出します。当時の自分にはそれなりのプレッシャーでした。
また、仕事柄、受験生の方の相談、大学では学生さんのプライベートも含めて、相談を受ける機会も多いため、より的確なアドバイスをするためにはどうすればよいかも悩みでした。そこまでの人生経験があるわけでもないので…。
そんな事もあり、メンタルコントロールやコーチングの書籍を手に取るようになりました。
最初の一冊は、(個人的にはメジャーリーグで最も活躍した日本人選手だと思っている)長谷川滋利の著作『自分管理術−チャンスに勝つ ピンチで負けない』でした。
スポーツ選手のメンタルコントロール、また、怪我などによって、長期離脱した際の気の持ち方など、非常に参考になった記憶があります。
(野球に興味がある方は、古本で探してみてください。なお、私自身は広島東洋カープファンですので、もちろん、黒田選手は大好きです。)
それからというもの、メンタルコントロール関連の気になる書籍は時々目を通すように心がけています。
そして、最近、非常に共感できる部分が多かったのが本書『メンタルが強い人がやめた13の習慣』です(タイトルが胡散臭くて、損をしている気が…自分も読むか悩みました)。
本書は、決して大げさな悩みだけではなく、日常でちょっとやってしまいがちな習慣についても数多く取り上げています。
例えば、自分自身も心がけていることとして、「自分でコントロールできないことについては考えない」ということがあります。
公務員試験でいえば、採用人数は自分ではどうにもなりません。周りの人の勉強の進捗状況も自分が変えられることではありません。考えても仕方のないことです。
自分自身、それなり以上に健康に気を遣っているつもりですが、それでも特定の病気に罹ってしまうのはどうにもなりません。あとはどううまく付き合うかです。
ちょっと自分で意識をするだけで、少なくとも後ろ向きにならずに済みます。前向きになれなくても、フラットでいられることが大切だと思います。
現在、自分自身、病気のことや家のこともあり、完全に仕事復帰できず、モヤモヤする事も多々あります。
それでもある程度、気持ちをコントロールできているのは、メンタルコントロールという技術を身につけているからだと思います。
「技術」というのがポイントです。簡単とは言いませんが、意識すればある程度できることです。
勉強を続ける中、精神的にきついときの役に立つのではないかと思い、紹介をしてみました。興味のある方は、書店や電子書籍の試し読みなどをしてみてください。
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以下は以前のブログ記事です。「気持ちの整理の仕方」という題材で2回に渡って取り上げてみました。