質問にしどろもどろになってしまう人に

自治体によっては、面接が始まりました。以前書いた内容と重複もあると思うのですが、「タイプ別」の面接準備に関するお話をしてみたいと思います。

今回は話したい内容は色々とあるにも関わらず、質問をされるとしどろもどろになってしまう方に向けてのお話です。

模擬面接をしていると、話をしている本人が何を話しているかわからなくなってしまう受験生がいます。また、話をしながら、質問内容が何かわからなくなってしまう人もいます。

そのような方は、次のステップで練習をしてみてください。

(1)面接官の質問に対して、シンプルに1行のみで返す(結論)。

(2)できるようになったら、(1)の1行に説明を1行加える。

例えば、「あなたがA市を志望した理由を教えてください。」と質問をされたとしましょう。

色々と話したいことはあるでしょうが、練習ではまず1行で完結する「結論」だけを話します。

例えば、「業務説明会に参加した際に、〇〇のお話を聞き、興味を持ったことがきっかけです」と答えます。

最悪、話すのが苦手な人は、これだけでもまずはOKとしましょう。面接はコミュニケーションであり、キャッチボールです。そこで止めたとしても、面接官が続けて質問をしてくれます。

ただ、流石にこの1行だけは物足りない印象を受けます。ですので、(1)ができるようになったら、次に(2)として、その説明を1行だけ加えます。

例えば、

「業務説明会に参加した際に、〇〇のお話を聞き、興味を持ったことがきっかけです。その後、〇〇について自分で調べ、さらに△△などを知り、こちらで働きたいと思いました。」

というような感じです。

もちろん、さらにもう1行加えてよりアピールをすることもできますが、「しどろもどろ」が怖い人は、これで終わりにして、あとは面接官の質問を待ちましょう。

無理に色々と付け加えて、しどろもどろになるくらいであれば、ここで終わりにした方が無難です。

そもそも面接官の質問は、

「あなたがA市を志望した理由を教えてください。」

という内容です。これに対して、十分な答えを回答できれば良いのです。

繰り返しになりますが、面接は「コミュニケーション」であり、「キャッチボール」が重要です。一方的なプレゼンテーションではありません。

まずは、シンプルに相手の質問に対して答えられるようになるところから始めていきましょう。

面接対策の本を読むと、あれこれやらなくてはならないと感じる人も多いと思いますが、各自の課題に合わせて、必要な部分の準備から始めてみてください。