Q. 面接カードの添削や、面接練習をしているのですが、自信が持てません。面接が不安なのですが、どうすれば良いでしょうか。
《良いところがたくさんありますよ》
毎週多くの学生さんと言葉を交わしています。不安を抱えていたり、自信をなくしている人も多いように見受けられます。
その原因の一つは、面接カードの添削や、面接練習で色々な指摘を受けるからではないでしょうか。
いつも様々な指摘を受けるうちに、「こんな調子では、ダメなのではないか…」と思ってしまっている人も多いようです。
知っておいてほしいことがあります。添削や練習などで、褒めてもらえるようなことはあまりありません。
アドバイスをする立場としては、「なかなか良い子だけど、もうちょっとこういう点も指摘しておこう」という気持ちで話しているのでしょうが、受け取る側としてみると、「ああ、まだダメなのか…」と感じてしまうというミスコミュニケーションが生まれています。
もらったアドバイスの中には「おっ、なるほど」と思うものもあるでしょう。そういうものについては、自分の中で生かすべきですが、「ん?」と思ったものについては、果たしてそれが本当に受け入れるべきものか考えてみてください。他の人に聞いてみても良いでしょう。
もっと根本的なことを言ってしまうと、まずは、自分自身のことを肯定して、周りに流されすぎないようにすることが大切です。しっかりと自分を持った上で、アドバイスの良否を判断しないと、自分自身が無くなってしまいます。まずは自分をしっかりと認めてあげることを大切にしましょう。
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「自分はそんなに大した経験をしていなくて…」と悩んでいる人が例年います。
「大学に入ってから、ずっと普通にコンビニのアルバイトでしたし…」と言っている人がいますが、長い期間、大変なアルバイトを続けてきた中には、色々な経験があるはずです。
膨大な業務をさばくためのコツ(もしかすると、効率化のためのシステムが用意されている?)、年上の後輩との接し方、職場環境について考えたこと、色々なお客さんとの接し方…。パッと思いつくだけでも、いくらでもネタはありそうです。
「中学、高校(大学も?)とずっと部活しかやってこなくて…」という人も多いですが、私のような根性無しからしてみると、きつい練習を続けられることそのものがすごいと思います。
モチベーションの上げ方、仲間との信頼関係の作り方、自分自身が成長をした過程…いくらでも話せるのではないでしょうか。
皆さん、これまでの人生の中で、自分なりに色々なことを頑張ってきたのではないかと思います。他の人と比べるのではなく、そのことにもっと自信を持ってください。
今までたくさんの方の面接対策をしてきましたが、特殊な経験をしていなくても採用されています。
そして、どんなに自信がなさそうにしている人でも、ちょっと話を聞くだけで、その人の良いところが見つかります。
ぜひ、自分をもっと褒めて、自分を認めてあげてください。その自信が良い方向に導いてくれるでしょう。