書を携えよ、町へ出よう

ペイパルの創業者にして、フェイスブックへの最初の外部投資家であるピーター・ティールは次のような言葉を残しています。

「空飛ぶ車が欲しかったのに、手にしたのは140文字だ」

非常にウィットに富み、そして、深い一言です。自分も幼い頃は、もっと早くに宇宙旅行が実現するものだと思っていました。本当の意味での技術革新はまだ起こっていないのかもしれません。

ただ、個人的にはここ数年で大きな革命が一つ起こりました。物理的な意味での書籍を本を持ち歩かなくてよい時代が来たことです。

私の場合、1冊の本を読み終えたら、次の1冊へ移るというタイプではなく、気分に合わせて本を読みたいので、いつも鞄の中には3~5冊の本が入っていました。もちろん、重いです…。

電子書籍の登場により、書籍の持ち運びは、冒頭の写真のkindleで代替できるようになりました。

タブレットやスマートフォンでも読めるのですが、電子ペーパーと呼ばれるディスプレイのため、目の疲れもなく、また、一度充電すれば、2週間くらいは問題なく使えるので、重宝しています。

ジップロックに入れて、お風呂で読んだり、寝る前に真っ暗な部屋の中で読んだり(ディスプレイの明るさで読めるんです)、そして、家に居ながらにして、試し読みをした上で、本を購入できたり…自分にとっては革命です。

以前は本のラインナップもいまいちでしたが、現在は紙媒体と同時に出版されるものも増えており、非常に充実しています。kindleアプリそのものはスマートフォンでダウンロードできるので、ご興味ある方は。

そのうち、kindleに対応した数的処理の本なども出せれば良いなと思っています。時代に合わせた楽しいビジネスをしていきたいです。

よく大学では、本の話をしているので、学生さんにオススメの書籍を聞かれたりします。何か面白い本があれば、今後、紹介できればとも思います。

冒頭の写真で読んでいるのは、ルトガー・ブレグマン著『隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働』です。賛成反対はともかく、ベーシックインカムについてわかりやすく読める1冊だとは思います。